久しぶりにJ3師からお呼び出し。
諸々の理由により、暫く一緒に呑めないので行っときませんか?とのこと。
そりゃ行くしかないでしょう。
酒のハナカ
久しぶりに揃ってハナカへ。
待ち時間なくバスには乗れたモノの、出発時間が遅かったのもあり…到着した時点で20:45。一杯分の余裕しかない状況。さっと選んでさっと呑みましょうか。

さてさて、何を呑みましょうか。
冷蔵庫を見ながら品物を物色。
先日は「蜃気楼の見える街」を呑みましたからね。それ以外を…と見渡すと、夏らしい青いラベルのボトルを発見。
司牡丹 船中八策 夏生(300円)を頼みましょうか。
名門酒会で音頭を取る「夏生」のシリーズで販売されている一本ですね。
夏らしい、青ラベルに青ボトル。司牡丹らしい「船中八策」の名前。
一升瓶からグラスに注がれた酒はきれいな透明。青ボトルとの対比もあり見た目も清々しい。
梅雨時期で湿度が高く不快指数の高いこの時期。こういう見た目ってのは良いですよねぇ。気分が良いですよ。
そして、まず一口。
うん、スッキリとしているけど香りが高く良い味ですね。
この味だとクイクイ呑めてしまいますね。

そろそろ閉店間際。
社長がいつも通り閉店作業に入ります。いつもの「そろそろ終わりですよの合図」なんですよね。
では、コレで終わりにしようかなと思いかけたときに、「もう一杯くらい飲んでいく?どうする?」と社長から有り難い一言。じゃ、甘えましょうか。
どうせなら社長のお薦めを呑みましょう。オススメは?と聞くと「義左右衛門」はどう?とのこと。この義左右衛門。呑んだことがない名前。じゃそれを下さい。
若戎 義左右衛門 夏生(300円)
ふんわりとしていて、比較的香りが強いような感じがしますねぇ。
確かに旨いんですけど。
司牡丹との飲み比べで見ると、今この段階ではまだ勝てないなぁと言う印象。ただ、司の場合、置いておいても寝る感じがしないんですよね。でも、こっちなら冷やおろしを過ぎて冬になってくれば大化けしそうな予感。その時期に又呑んでみたい。そんな気分になる酒ですねぇ。
おっと、そんなことをしていたら大分時間が経ってしまいました。
閉店の邪魔になりますしね、この辺で。
ごちそうさままた来ます!
角打ち 新井商店
せっかくだしと、ふじの市商店街で行われる「七夕」イベントでもみつつ…松ちゃんでも向かいましょうかね。と向かったんですけどね。
今日は店じまいだよ。
の一言。あれ〜?24:00まで営業じゃないの?まぁ、仕方がないですね。

歩きで駅方面。せっかくなのでと寄ったのが「新井商店」。
このお店、酒屋のアライが経営する立ち呑み。半年前までは「香味亭」という酒屋+おまけ程度の角打ちをやっていたのですが、店を改装して立ち呑み+おまけ程度の酒販の店に鞍替えしていたのでした。
気にはなっていたモノの、なかなか訪れる機会が無かったのです。
駅から近いと言えば近い場所ではあるけど、ふらりとあるって行く距離かというとそうでもない。
それでもバス通りとかならふと途中下車というのもあるけど、この店の前のバス停って駅に向かう方向のみが停車するバス停なんですよね。なかなか場所が良くないんですよ…。
それはさておき、今回は勢いでたどり着けたんですからね。楽しんで帰らねば。

入店したら…店の一番奥、カウンターに陣取ります。
初めての店の場合は調理場の見えるカウンター前に陣取るのが良いんですよね。自分の知らない色々な料理が作られていく姿を見ることが出来るし、その上で、気になったモノは「それ何?」とか「それ同じの一個」なんて事も出来ますからね。
ひとまず飲み物の注文。
メニューを一通りさらい、注文したのは櫻正宗 朱稀(399円)。注文すると「冷やで良いですか?」との問いかけ。この時期でその問いかけと言う事は…?と「かるく付けて貰うことは出来るんですか?」と聞くとOKとの回答。これは素晴らしい。軽く付けて貰いましょう。
J3師はというと、炭酸好きの威力を爆発させて超炭酸角ハイボール(299円)を注文。超炭酸という響きにかなり引かれた模様。たしかに、炭酸好きからすると気になりますよねぇ。この響きは。
肴には鶏肉の味噌煮込み(199円)を貰いましょうか。

2012年07月07日
櫻正宗。相変わらず旨いですねぇ。
ヌルで呑むとこれまた格別。
肴もチョンチョンとつまみつつ、酒。幸せですねぇ。
そんな時に、目の前のカウンターでは謎の球体の盛りつけが開始させる。一体何だろうと聞いてみると、うずら 酒粕麦味噌漬け(199円)との事。お、それは珍しいですね。頼んでみましょうか。
名前の通り、酒粕と麦味噌を混ぜ、ゆで卵にしたうずらをつけ込んだモノの模様。
この手の漬け物を作る場合、ガーゼなどで包んでからつけ込んだりしますが、ここのはそのままどぶ漬けしている模様。まぁ、酒粕と味噌って言うだけで一杯飲めそうな組み合わせですからね。その部分を取り除くなんて有り得ないですよねぇやっぱり。
一口。あぁ、味噌臭さはほどよい程度で収まっているし、酒粕のアルコール臭もそんなに気にならないようですね。ほどよい肴。これは「コレを食べたいからわざわざ訪れるモノではないけど、寄ったら必ず食べたい肴」って感じですね。美味しいですよ。

J3師から、そろそろ飲み物が無くなるけどどうする?のサイン。
んー、せっかくですから違う店。もう一軒くらい行きましょうか。
この店、無料で味噌汁を飲むことが出来るんですよ。
最後に味噌汁(0円)を注文。
〆に口の中をスッキリさせて気持ちよくごちそうさま。
いやぁ、この値段でこれだけ満足できるんなら、駅からこのためだけに足を運ぶってのもありかもしれませんねぇ。
ごちそうさま。また来ます。
たぬき 川口店
駅の方向に戻りつつ。
次の店として選んだのは久々の「たぬき」。
この頃、あまり「たぬき」って来てなかったんですよね。
店員さんが中国の方率が高くって、オーダーが微妙な通り方をする事が数回続き、なんか面倒になってしまったんですよね。原発事故以降、大陸の方はこぞってお帰りになったという噂もあるので…改善していることを期待して訪問。

店内に入ると…「何名ですかー?」と普通の日本語。
おお。これは良いかもしれない。
ひとまず席に着き、飲み物を注文。
やっぱりここに来たらホッピーセット(450円)を頼むしかないでしょう。
一緒に頼む肴と言えば…まずは「たぬきらしさ」を確認。関西風串揚げ(一人前4本/400円)を頼みましょうか。
ここの串揚げ。十条店だと一本単位で注文できるのに…川口店は4本単位じゃないと注文できないのです。一人で来て気分を盛り上げるために2本ほどとか、そういう注文は出来ないんですよね。ちょっと残念な感じなのです。でも、ここに来たら食べておかないと…たぬきに来た意味がないですからね。頼んでおきましょうよ。
あとは、定番の揚げ物、ごぼうチップス(420円)も頼みましょう。
これも、ゴボウをスライスして揚げたモノなんですけど、ゴボウを縦方向にスライスしているんで見た目のインパクトも十分なんですよね。凄いのです。

そうそう、ここに来たら頼んでおくモノ。一つ忘れておりました。
活あじ たたき(450円)
これは頼んでおきたいですね。水槽で泳いでいる鯵を一匹、コレを勢いよくさばいて刺身にして持ってきてくれるのです。
ウマヅラハギなんかも同じように泳いでいるので、ソッチを刺身で頼んでも良いんですけどね。今日は鯵の方が値下げされているようなので、ソッチにしてしまいましょう。
ひとまずホッピーで乾杯!
久々にホッピーを呑みましたねぇ。ホッピーの何とも言えない安っぽさ。これが良いんですよね。そりゃ良いビールと比較すりゃ、そりゃアレだけど。やっぱりたまにはこう言うのが良いんですよね。
なんというか、生グレープを搾ったサワーも美味しいけど、何となくたまには毒々しい良く分からないグレープフルーツ風割りモノを入れたモノも呑みたくなる。そんな感覚。
ホッピーを呑みながら待つ事数分。まずは鯵がやってきます。

欧米人が見たら卒倒するんだろうなぁ。
活あじを素早く切って出す訳なので。身は全て刺身として盛りつけられているモノの、脳みそは生きているんですよね。骨と頭だけなのに、バクパクと皿の上で踊るのです。おーっ、すげーっ!と思う反面、微妙に残酷なことをしている感に苛まれたりして。いや、残酷だろうとなんだろうと、殺して身を食べるわけですからね。肴から見たら残酷以外の何者でもないんですよね。命に感謝して頂きましょう。
その後、続々と頼んだ肴がやってきます。
串揚げは今更ながら二度漬け禁止のソースに浸してパクリ。
ゴボウチップスはそのままパクリ。
ごぼうって油との相性ばっちりなんですよね。
適度に油で火を通すと、急にふくよかな食感になるんですよね。
そして、塩との相性もばっちりなんですよね。
油でふっくらしたゴボウに塩を振ると、急激に甘みが増すんですよね。
面白いですよねぇ。こう言うの。
まぁ、油に塩。どっちも健康の敵ではありますけどね。
まぁ、酒というラスボス摂取しながら健康を語るのはどうかという話しもありますが。
肴をぱくつき、中を追加しつつ呑みすすめ…
ふと気がつくと、そろそろ日付が…J3師の終電が…
そろそろお開きにしましょうか。
ごちそうさま。また来ます。
こうして夜は更けていくのでした